本日天然とらふぐ入荷いたしました。
養殖の違いを試食後、女将が調べてみました。
ふぐ刺し(てっさ)は、天然と、養殖は、決定的に違います。
ふぐちりでも、天然の良いものは、本当に、美味しいですが
今は、美味しい天然は、手に入りにくいそうです。
ふぐ薄すづくり(てっさ)は、皆様仰るとおり、
天然と養殖では、歯ごたえが違います。
本日少し厚めに切ってもらったものは、中々噛み切れませんでした。
しかし、天然でも、冷凍したものを、解凍して、ふぐ刺しにしたものは、
生の養殖よりも、歯ごたえ・味、ともに落ちるようです。
次に、お鍋のとき、ですが、
天然・養殖、と、問題にする前に、まずはその、1匹の大きさ。
お鍋には、骨の髄から出るおだしの量が、重要な要素です、
実は昨日、養殖の河豚を食べたばかりなので、大きく違いました。
1匹700グラム程度以下の天然の、小さなものを、生簀である程度まで、
大きくしたもの、こういうものを、『天然』と称している場合が、とっても多いそうです。
味は、悪くは無いですが、味や、歯ごたえ共に、
天然と、養殖の、中間程度のようです。
仕入れていても、とらふぐは、
多分、食用のとらふぐも、
一番安いのと、一番高いのは、100倍程度は、違う価格です。
ふぐの本当の味、って、
ポン酢と一緒だと、あまり分からないことがあります。
ふぐの皮を、ポン酢をつけないで、ただ、昨日は食べてみましたが
養殖は、ぷりぷりとした触感だけで全然味がしません。
美食家の私も、天然は、あまり、美味しくないと思います。(笑)
しかし、店主も言っていた通りポン酢をつけて食べると
ふしぎなくらい美味しくなり。
先程、煮切りとポン酢と、能登の麹の塩を食べ比べてみましたら
やはり①番がポン酢、二番目に美味しかったのは②能登の塩 そして煮切りは
決して美味しいと思いませんでした。
ただポン酢は美味しかったので、その後2貫追加致しました。
そして、口の中でのシャリと河豚とポン酢のハーモニーはとっても美味しい味に、早変わり、していました。
実はふぐの味は、とっても、濃い味なんですが、
ポン酢の味が、あまりに強かったりすると、
ふぐ本来の味が分かりづらいようです。