【店主に感謝】
ようやく4男が高校生になった頃、母のボケが始まった、「私はボケて、娘に迷惑はかけたくない」といつも言っていた母だった。
そんな母を介護していたころヘルパーさんが来てくれると、母は「私は朝五時に起きてから、娘はご飯を食べさせてくれない」と言っていたようだ。
母は「朝から毎日お刺身が食べたい」と私に言って喜一の夫が、作ってくれた刺し盛りを、朝から毎日もりもりと、美味しそうに嬉しそうに食べた母。
夜は太るからと言って あまり食べない様にしていて、朝から野菜ジュースと、3人前位のお刺身をペロッと食べた贅沢な育ちの母、
でも嘘はついていない、確かに「白い白米ご飯は食べてない」。
今写真を勉強している女将だが、写真の背景をボカす度に、そんなボケてしまった頃の母を思い出す。
婿殿が作った刺身を食べて、毎日幸せだった母。
夫【喜一の店主】に感謝<m(__)m>