女将の素朴な疑問を
喜一の主人に教えてもらいました。
「イクラ」はロシア語
イクラを食べることがロシアから伝えられたからだそうです。
だからイクラだけはカタカナでOKなんですね?
ロシア人がこれを「イクラ(魚卵)」と言うから、
これは「イクラ」なんだろう、と言う事が語源との事です。
時代は大正時代。当時は樺太南部には、
なんと樺太庁水産試験場と言うものがあったそうで
今もあって欲しいです。
そのロシア式の貯蔵技術を応用して、
生産が開始(そのころは主に醤油だったそうです)
名前もロシア語のまま「イクラ」として流通されたそうです。
☆さすがに樺太の歴史は
ウィキペディア(Wikipedia)で →wikiepdia「樺太」
しかしイクラとロシア人にいっても通用しないようです。
ロシア語では「魚卵」という意味なので、
イクラだけを意味するものではないそうです。
鮭の卵=イクラは「クラースナヤ・イクラー(赤いイクラ)」
とも言うそうです。
イクラはかつて加工技術も未発達であったので
北海道の産地のみ消費されていたようです。
キャビアを塩漬けにしたロシアから 加工法が伝わり
サケの卵をロシア語のイクラと呼ぶには
こう言った経緯があったのですね!
キャビアを何処かの店で食べた事があります。
あまり覚えていませんが、キャビアも入れて欲しいって
頼んだらやさしい顔が、しかめっ面になりました。
さてさて産卵期に入ったサケの卵は、水分に触れると
ゴムのように固くなるのはあまり知らない方も多いと
おもいますが
サケは生まれ故郷の川をさかのぼる前の沿岸の
定置網で漁獲されたサケの卵を、使うので
全然固く無いのですね
これをほぐして塩漬けや醤油漬けにしたものがイクラ、
ほぐさないが筋子と呼ばれています。
現在主流になっているのは醤油漬けですが、
今月から喜一の旦那さんが程良い塩味に漬けた物と、醤油漬けの
両方の自家製を あなたにも食べ比べて頂いています。
旦那さんは醤油派、女将は塩派でお客様の好みは今のとこと
丁度半々ぐらいに好みが分かれます。
あなたは?どちらがお好きでしょうか?
さて喜一の旦那さんは33年毎朝築地まで仕入れに行ってます
深夜に終えて3時ぐらいに帰って来て又仕入れに行きます。
頭が下がります。<m(__)m>