明治3年創業の吉田酒造の手取川のご紹介です。
手取川の水質及び伏流水が良質で、生産されるお米が良質であり入手が手近にでき、
空気が清澄ということもあり、明治の終わりから大正時代にかけて一時期、
山島村13箇村に10数件の造り酒屋が存在し、遠く県外にまで酒を出荷し山島酒、
手取酒として名声を博した時代があったそうです。
ただ、大正後期の大恐慌の中で廃業する酒屋が相次ぎ、
昭和10年頃には吉田酒造を残すのみとなってしまったとのこと。
それでも生き残ったのは、やはり日本酒好きのための日本酒を
日々追求している蔵だからでしょう。
お酒とそのお酒を飲むお客様のことを考えた経営理念・経営方針・行動指針からも
よくその想いが伝わってきます。
そしてその手取川は、キレがよく、米の旨さを残し喉ごしがよく飲み飽きしないお酒で
魚介類ともとってもよく合うお酒です。
お寿司にもぴったりの日本酒ともいえるでしょう。
ぜひ合わせてお楽しみください。