喜一店主:遠藤 哲男
1954年6月9日生まれの66歳。
江戸前鮨 喜一を開店し37年目 。
恵比寿の老舗鮨として長年お客様に慕われてきた喜一の特徴は、下記の3つに挙げられます。
①ネタは全て店主自ら目利きの厳選された極上もの
一般的に現代の鮨屋は注文仕入れが主流のなか、遠藤は創業以来1日も休まず自ら河岸に通いネタを仕入れる生真面目な魚好き。
②活きた貝を注文後、目の前で捌き食せる拘り
店内の水槽には活きたエビや貝が活かされ、お客様の目の前で捌き お楽しみいただけます。食したお客様のなかには「もともと貝が嫌いだったけど好きになった」という方も少なくありません。
③和食要素を取り入れた一品もの
喜一では伝統的な鮨ネタだけでなく、季節の旬の和食メニューを提供しております。今季は鯛や松葉蟹のミニしゃぶしゃぶが好評です。
最後に、店主遠藤の経歴を簡潔にご紹介させてください。
一般的に鮨屋の開業というと、(当時では)10年間の修行の末と言われておりますが、妻である女将の提案で、3年で独立と当時にしては異例のキャリアで喜一をスタートさせました。
勿論いきなり1人で鮨を握れるわけはなく、江戸三鮨と言われるうちの1つ、与兵衛寿司の流れを汲む先輩鮨職人を2名迎えての出発となりました。
その後紆余曲折を経て、現在では英国BBCの取材や大手企業のCMに起用され、かの有名なさかなクンからご贔屓いただく鮨屋にまで成長する事ができました。
今後も新鮮なネタの仕入れと、他の鮨屋にはない工夫でお客様を感動させる食の体験を追求して参ります。
遠藤 哲男